猫の毛色&模様の組み合わせを世界一簡単に説明♪

  • 2021.03.04
猫の毛色&模様の組み合わせを世界一簡単に説明♪

 

猫の毛色の組み合わせは、

もの凄いパターン存在してます。

(全部で、1153通りあるらしいw)

 

しかも、親猫の見た目(毛色)が

そのまま遺伝するとは限らないです。

 

「え?どうゆう事?」

 

って、なった人もいると思うけどw

この記事では、なるべく分かり易く

説明していくので安心して下さい(笑)

 

猫の毛色の遺伝子

 

まずは、基本的な知識から。

猫の毛色と模様を決める遺伝子は

基本的な物が全部で9種類あります。

 

その内、毛色を決める遺伝子は3種類。

(細かい説明は、後述します。)

 

W遺伝子(White=白色)

O遺伝子(Orange=橙色)

B遺伝子(Black=黒色)

 

猫の模様の遺伝子

 

猫の模様(柄)を決める遺伝子は、

全部で6種類あります。意外と多いw

(こちらも細かい説明は、後述します。)

 

C遺伝子(カラーポイント=着色因子)

A遺伝子(アグーチ=黒褐の縞模様)

I遺伝子(インヒビテッド=抑制)

T遺伝子(タビー=縞模様)

D遺伝子(ダイリュート=淡色化因子)

S遺伝子(スポッティング=白斑)

 

優勢と劣勢遺伝子について

 

上記の9種類の遺伝子それぞれに

優勢と劣勢の2種類、更に亜種もあるから

全部で20種類以上になります。

 

現段階で細かい話に入っていくと

多分、頭がこんがらがると思うのでw

大まかに、ざっくりと説明しておくと…

 

アルファベットの大文字で表記してるのは、

これが、それぞれの優勢遺伝子だからです。

例えば、W遺伝子(W=白色)の場合だと、

W=優勢遺伝子 w=劣勢遺伝子になります。

 

優勢遺伝子

 

なにが優勢なの?って話だけど、

組み合わせの際、こちらが有利になります。

つまり、他の物より発現しやすいです。

優勢遺伝子の中でも最強なのが、こちら↓

 

W遺伝子(White=白色)

 

文字通り、毛を白くする遺伝子で、

最強の遺伝子と呼ばれています。

と言うのも、W遺伝子を1つでも持っていると

他の遺伝子を無視して真っ白な猫になる為。

 

劣勢遺伝子

 

そして…説明しなくても分かると思うけど

基本的には、各遺伝子の小文字表記が

劣勢遺伝子になります。(一部例外あり)

 

「W遺伝子」の劣勢遺伝子=「w遺伝子」

 

文字通り、「劣勢」なので発現しにくい為、

組み合わせに多様性が生まれる原因です。

(劣勢は、2つ揃わないと発現しない。)

 

各遺伝子の特徴

 

だいぶ、基礎知識が身に付いたと思うので

ここからはガチ目の説明に入ります(笑)

って言っても、多少の例外を除き、

基本が分かっていれば、簡単です♪

 

W遺伝子(White=白色)

 

手持ちに画像が無かった…申し訳ない…

奥の子は、白猫に見えるけど違います!

この記事を読み終わった後にこの画像を

見ればどのパターンなのか分かりますw

 

遺伝子の効果:

毛を全て真っ白にする。

 

遺伝する際の特徴:

Wが1つでも入ると真っ白な猫になります。

 

「WW」「Ww」の場合、真っ白な猫に。

「ww」の場合は、白ではなく別の毛色になる。

 

この遺伝子を持つ猫:

主に、白猫。ただし、白猫でも

必ずしもW遺伝子の影響ではない場合がある。

 

O遺伝子(Orange=橙色)

 

 

遺伝子の効果:

黒い毛をオレンジ(茶色)にする。

 

遺伝する際の特徴:

性染色体のX染色体上にしか存在しません。

 

オス(XY)の場合、「OY」「oY」の2種のみ。

毛がオレンジになるのは、優勢の「OY」だけ。

 

メス(XX)の場合、「OO」「Oo」「oo」の3種。

毛がオレンジになるのは、優勢の「OO」だけ。

(その他のパターンは、色が混じる)

 

また、A遺伝子との組み合わせで

オスは、オレンジ、キジ、黒になって

メスは、オレンジ、茶色とキジ、茶色と黒、

キジ、黒とパターンが分かれます(笑)

 

この遺伝子を持つ猫:

三毛猫や茶色猫。

 

B遺伝子(Black=黒色)

 

 

遺伝子の効果:

毛を黒くする。

 

遺伝する際の特徴:

B遺伝子は、「B」「b」「b1」の

3つ存在していて、Bが最強、b1が最弱。

 

「B」が入っている=黒色

「bb」または「bb1」=チョコレート色

「b1b1」=シナモン色

 

この遺伝子を持つ猫:

黒猫、こげ茶の猫等。

 

C遺伝子(カラーポイント=着色因子)

 

 

遺伝子の効果:

色を付ける場所とその濃さを決めます。

体温の低い場所(手足、耳、尻尾、鼻)の

色を部分的に濃くします。

 

「フルカラー」って表記する人もいるけど、

「カラーポイント」や「サイアミーズ」等、

何故か色々呼び名がある遺伝子ですw

 

遺伝する際の特徴:

まさかの5種類存在してます(笑)

「C」「cb」「cs」「ca」「c」です。

 

劣勢遺伝だから親から受け継がないと

発現しない毛色になります。

 

この遺伝子を持つ猫:

ラグドールやシャム猫。

 

A遺伝子(アグーチ=黒褐の縞模様)

 

 

遺伝子の効果:

毛を黒と褐色の縞模様にする。

(言い換えると黒い毛を茶色にする。)

 

遺伝する際の特徴:

この遺伝子が劣勢に働いた場合、

(つまり、「aa」の場合ね)

縞模様になる遺伝子を持っていても

黒い毛を褐色にする力が弱くなる為、

黒×黒の縞模様の黒猫になります。

 

この遺伝子を持つ猫:

サビ猫、場合によっては上記の方な黒猫。

 

I遺伝子(インヒビテッド=抑制)

 

 

遺伝子の効果:

先端の色を残したまま毛の根本を白くし、

同時に赤みを抑制する事によって、

結果、銀色の様な毛になります。

別名、シルバー遺伝子。

 

遺伝する際の特徴:

「I」が1つでもあるとシルバーになります。

つまり、「Ii」でもシルバーになります。

 

ただし、「W」や「O」よりも下位なので

「ww」で「o」の時のみシルバーになります。

 

オレンジが毛に蓄積する事を阻害する事で

毛色をシルバーにしている為、

「aa」を持つ猫はシルバーになりません。

 

この遺伝子を持つ猫:

キジトラや、その他多くの猫

 

T遺伝子(タビー=縞模様)

 

 

遺伝子の効果:

サバトラ、渦巻き、ポイント豹紋等の

縞模様の柄を決める。

 

遺伝する際の特徴:

「Ta」「T」「tb」の3種類あり、

「Ta」は、「T」に対して不完全優勢で

「TTa」の場合でも「T」の性質が残ります。

 

トラ柄はマッカレルタビー「T」で

クラシックタビー(渦巻き柄)は「tb」です。

 

この遺伝子を持つ猫:

アメリカンショートヘアーやサバトラ等

 

D遺伝子(ダイリュート=淡色化因子)

 

 

遺伝子の効果:

色を薄くする。黒をグレーにしたり、

ベースカラーをワントーン淡くする。

(濃くする事も出来るのでデンスとも呼ぶ)

 

「ブラウンタビー」→「ブルータビー」

「ブラック」→「ブルー」

ベースがブラウンでもブラックでも、

基本的には呼び名がブルーになります。

 

「レッド」→「クリーム」

ただし、他の色は呼び名が変わります。

 

遺伝する際の特徴:

「D」の時は、濃い毛色(野生型)になります。

「dd」の場合、色が薄くなります。

 

この遺伝子を持つ猫:

ライラックやクリーム色の猫。

 

S遺伝子(スポッティング=白斑)

 

 

遺伝子の効果:

ブチ猫等の白い部分を決めます。

体の一部を白くする効果があります。

「パイホールド遺伝子」と呼ぶ場合も。

 

全身が99.99%真っ白の猫であっても、

W遺伝子ではなく、このS遺伝子が原因の場合、

それは、白猫ではなく白いブチ猫です(笑)

 

遺伝する際の特徴:

「S」「s」の2種類で分かり易いけど、

実は、「S」は「s」の不完全優勢です。

 

「SS」だと白い部分が多くなって、

「Ss」の場合、白い部分が腹部や四肢に限られる。

 

尻尾には最後まで色が残る事から

「体の一部に色が付いてるのに、

尻尾だけ白い猫は存在しない。」

 

この遺伝子を持つ猫:

三毛猫や白黒猫。

 

その他の遺伝子

 

もちろん、今回説明した9種類は

あくまでも代表的な遺伝子であって、

他にも少し変わった遺伝子があります。

 

L遺伝子(レングス=短毛)

M遺伝子(マンクステイルレスネス=尻尾無し)

Jp遺伝子(ジャパニーズボブテイル=丸尻尾)

Fd遺伝子(フォールディングイヤー=垂れ耳)

 

今回は、説明は省く事にするけど、

優勢、劣勢の仕組みは基本同じです♪

興味のある方は、各自調べて下さい(笑)

 

毛色、模様の派生例

 

文章が多めで分かり辛いと思うので

ちょっとよさげな画像借りてきました(笑)

 

(東京書籍「トラねこのトリセツ」より)

 

こんな感じで分岐していく事になります。

(最初からこれ見せれば良かった様な…)

 

オスの三毛猫

 

猫の遺伝子の話をする上で欠かせないのが

オスの三毛猫の存在になります。

 

三毛猫は、黒い色素とオレンジの色素と

どちらの色素も含まない白い毛が混在している

ちょっと変わった猫になります。

 

上記にあるようにオレンジの色素(O遺伝子)は

X染色体上にある事からオス(XY)は、

黒い色素とオレンジの色素を同時に持てません。

「OY」だとオレンジ、「oY」だと黒になります。

 

つまり、基本的に三毛猫は全部メスです。

ただし、ごくまれにオスの三毛猫が存在します。

 

核型異常型(染色体異常)

 

簡単に言っちゃうと性染色体異常です。

 

「XY」が「XXY」になっている場合、

「Y」があるからオスになります。

(逆に「XXX」の染色体異常もある。)

 

そして、「XX」の部分にそれぞれ

「O」と「o」遺伝子が乗れば三毛猫に。

つまり、「OoY」の状態ですね。

(染色体異常の為、生殖能力はない。)

 

O遺伝子の突然変異

 

オレンジ遺伝子を持つオス猫の

O遺伝子が突然変異でo遺伝子になった場合。

 

最初はO遺伝子(オレンジの色素)で細胞分裂、

その後、o遺伝子(黒の色素)に変異してから

そのまま細胞分裂が行われるパターン。

染色体に異常はないから生殖能力あり。

 

まとめ

 

と言う事で…分かりやすかったかな?

(文章が長くなっちゃって申し訳ないw)

 

この遺伝子の仕組みを知る事で、

猫を見た時に組み合わせが分かったりして

違った楽しみ方が出来る様になりますよ♪

 

あなたの飼っている猫ちゃんは、

どの遺伝子を受け継いでいますか?

(コメントくれたら泣いて喜びますw)